病院での乳がん検診

乳がんの検診では、問診・視触診・マンモグラフィ・超音波(エコー)検査があり、それぞれに長所・短所があります。

検査結果は、「異常なし」「要経過観察」「要精密検査」と大きく3つに大別されます。

「要精密検査」の場合は、さらに細胞診や組織診を受けて良性か悪性かを判断します。
気になる検診費用は、マンモグラフィ検診を受けたか、それとも超音波検診(エコー)を受けたか、

個人的に受けたのか、自治体の検診で受けたのか、会社負担で受けたのか、によって金額が異なります。
いずれにせよ、年に一度は定期健診を受けることが大切です。

がんの場合は、異常を感じなくても、40歳を過ぎたら定期的に超音波などの画像診断を受けておくと安心です。
 

マンモグラフィ

マンモグラフィは、乳がんの初期症状の1つの石灰化を写し出すことができます。

乳房が大きく深部まで超音波が届かない方、閉経後で乳腺が萎縮し、

その代わりに乳房の多くが脂肪に置き換わっている方などは、マンモグラフィが適しています。
また、マンモグラフィは過去のフィルムとその都度比較ができるため検診に用いられます。

マンモグラフィについて詳しくはこちら

 

超音波検査

超音波検査(エコー)は、人間の耳には聞こえない音を機械から発し、臓器に音を当てて返ってくる反射の様子を

画像にしているものです。

超音波を出す器具を直接乳房に乗せて動かし、写し出された画像を見ながら診断を行ないます。

超音波は数ミリの手に触れないしこりを見つけ出すことができます。

放射線被曝を避けたい妊娠中の方、若年の方、乳房の圧迫に耐えられない方、

強い乳腺症などで良好な撮影ができない方、頻繁に検査をする必要のある方などに超音波検査が適しています。

超音波検査について詳しくはこちら

 

 

  マンモグラフィー 超音波検査
長所 ・触診や超音波でしこりを認めない 乳がんでも石灰化、乳腺のゆがみとして乳がんを発見できる。
・石灰化の性状や範囲がわかる。(乳腺のゆがみ、石灰化を認めても必ずしも乳がんとは限りません)
・数ミリの小さなしこりを見つけやすい。
・しこりの性状がわかりやすい。
・妊娠中でも可能な検査である。
短所 ・痛みを伴うことがある。
・年齢、乳腺量の個人差により
詳細な診断ができないことがある。
・妊娠中またはその可能性がある時は検査不可能。
・細かい石灰化や性状、範囲は確認できない。

 

乳頭分泌物細胞診

血性乳頭分泌(乳頭異常分泌ともいいま)の原因は、大半は良性ですが、がんの場合でもあるので、検査が必要です。検査には分泌物そのものを調べる検査に加え、乳頭から乳管に造影剤を入れて撮影する乳管造影検査と、

ごく細いファイバースコープを乳管に入れて観察する乳管内視鏡検査があります。 

乳管内視鏡検査では細胞を採取することも可能です。

しかし最近は他の画像検査の性能がよくなって、乳管造影検査や乳管内視鏡検査はあまり行われなくなっています。

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