Q&A

乳腺症のしこりと乳がんは違うのですね?しこりで少し似ているようですが?

乳腺症は、乳房に起こる老化現象で、特に病気ということでありません。

乳房にできるしこりのおよそ80パーセントほどが乳腺症とされています。
加齢によって起こる、エストロゲンなどのホルモンバランスの乱れから起こる変化です。

30歳代から50歳代で、出産経験がない、人に多い傾向が見られます。

又、食生活をベースとしたライフスタイルも影響しています。
乳腺症の症状で見られるのはしこりです。乳房の外側上方に境目のはっきりしない固いものがよく見られます。

軽く指でつまんんだ場合でも痛みを発します。
このしこりは、特に月経前の段階で大きくなっていき、月経が終わる頃になってくるとしこりの状態は目立たなくなり、

それに伴って痛みの症状もなくなります。
乳腺症と乳がんの発症には特に関係がないといわれています。乳腺症のしこりの内部には線維化したり、

過剰に増殖した乳腺組織や、液体のたまった袋がありますが、乳腺症から乳がんに

進行することは極々希なケースであるとされています。
特に治療法というものはありません。乳房の痛みが見られる場合は、経過をみておくだけでよく、

3~6カ月するとしこりが自然と消失していくようです。
乳房で起こる痛みの状態がひどい場合には、鎮痛薬やホルモン薬を飲むといった事もあります。

閉経期後には、乳腺症が現れる頻度は、ほとんどの場合少なくなります。

予防としては、エストロゲンが過剰に分泌することを抑えるようにすることです。

基本は、規則正しい生活をすることで、カフェインの過剰摂取を避けたり、生理前には特に過度なストレスを

受けるようなことは避けることが大切です。
 

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